こんにちは。
前回は選手のライン(並び)や脚質、レースのグレードなどをご説明しました。
今回は先頭誘導員の役目やジャン、周回など、
競輪レースの流れをご説明します。
選手紹介
レース前(前レースが終わると)に選手紹介があります。
バンク(競争路)を周回し、どのような選手とラインを組むか、
並びを選手紹介から確認できます。
選手紹介は、「脚見せ」、「顔見せ」、「地乗り」ともいいます。
選手紹介が終わると、レース開始まで時間があるので、
その間に予想をたて、車券を購入、投票します。
レース スタート
締め切り時刻に車券の購入、投票が締め切られ、
レース開始時刻になると、レースがスタートします。
音楽、選手紹介とともに選手がバンクに登場し、
発走機に選手の自転車の後輪が固定されます。
スターターの号砲でレースが始まります。
競輪は先頭誘導員(紺色にオレンジにVのライン)がおり、その後ろをどのラインがとるかというところが最初の見所です。
特にグレードの高いレースでは、最初から選手同士の駆け引きが見られます。
各ラインは先行、捲りなどの作戦をたて、どの位置(前、中、後)をとるかを考え、
狙う位置をラインを形成する選手と協力して取りにいきます。
周回
先頭誘導員が先頭となり、既定の周回(バンクの距離によって残り2周、残り1周半、残り2周半など)まで選手は先頭員を抜くことができません。(先頭固定競争)
途中で抜いてしまうと、違反となり失格となります。
先頭誘導員がいるというところが、競馬や競艇、オートレースなどと違うところです。
レースや競技場によって、周回数やバンク1周の距離は異なりますが、
基本的に2,025m(400mのバンクを5周)の競争となります。
ゴール横に周回板があり、残り3周を青板、残り2周を赤板で表示します。
打鐘(ジャン)
残り1周半のバック・ストレッチ・ラインを先頭の選手が通過すると、
係員が鐘を鳴らします。(打鐘(ジャン))
ジャンが鳴ると、選手のペースがあがり、
レースが終盤に向かいます。
ゴール
ゴール前では、ラインの選手同士もお互いに競い合い、
各選手が1着を目指します。
ラインで1着、2着、3着と決まることもあれば、別ラインの選手同士が1着、2着になることもあります。
【競輪】レース(RACE)の流れのまとめ
競輪は先頭誘導員がおり(先頭固定競争)、選手はレース途中まで、
誘導員を抜くことができません。
先頭誘導員は競輪選手で、ペースメーカー、風よけの役目も担っています。
また、先頭誘導員のヘルメットにはトランシーバーがつけられています。
周回ごとに基準となるタイムが設定されていて、審判団がレースの流れを見て無線で指示も行います。
競馬や競艇、オートレースのように序盤から全力で走ることはなく、
競輪は、残り2周、残り1周半からが勝負となります。